プロパティ ペインは、ファイルと関連付けられているすべてのメタデータを表示します。また、ファイル サイズ、作成日時、読み取り専用、隠しファイルなど、ファイルのプロパティも表示します。プロパティ ペインでは、画像およびメディアファイルのメタデータを追加、変更、削除したりすることができます。
プロパティ ペインは管理モードのファイル一覧ペインの右側で開けます。プロパティ ペインは 365 モード以外のすべてのモードで利用可能です。
4 つのモード内でプロパティ ペインを開くには:
[表示] メニューから [プロパティ] をクリックします。
[メタデータ] パネルでは、メタデータ フィールドの幅を調整することができます。変更したいラベルとフィールドの間にマウスを置いて、双方向の矢印に変わるのを待ちます。その後クリック &ドラッグで幅を調整します。ダブルクリックで、グループ間の最も広い幅とペイン内の最も長いラベルの間を切り替えることができます。
プロパティ ペインは 3 つのタブに分かれています:メタデータタブ、カテゴリタブ、ファイルタブの 3 つです。
サムネイル上にマウスカーソルを移動すると表示されるオーバーレイ アイコンをしようして、画像にタグを追加したり、重要度やカラー ラベルを設定することができます。[ツール] メニューから [ACDSee オプション]、 [プロパティ ペイン] をクリックし、 [タグ、重要度、カラーラベルを表示する] を選択して、プロパティ ペインの設定を表示することもできます。
[メタデータ] タブには、画像に保存されている IPTC、 EXIF、 ACDSee メタデータの情報が表示されます。ACDSee メタデータ フィールドは、写真に関する説明をはじめ、日付、作者、注記などユーザーが入力することができます。キーワード フィールドは表示のみで、入力はカテゴリ タブで行います。ラベル フィールドはここで入力したり、カタログ ペインのラベル セクションから選択できます。IPTC 情報は、画像に自動的に埋め込まれている情報であるのに対し、 ACDSee メタデータはファイルに埋め込まれず、データベース内に保存されます。ACDSee メタデータは、 [ツール] メニューから [ACDSee メタデータを埋め込む] コマンドを選択して、すべてのファイル、あるいは選択されているファイルだけに埋め込むことが可能です。
[IPTC] データフィールドには、説明、作者、著作権、キャプション、キーワード、日付、場所など、画像に追加されたり保存されたりしている、基本的な情報が表示されます。ACDSee は、 IPTC Core 1.1 で定義されているフィールドをサポートします。
[EXIF] データフィールドには、シャッター速度、カメラの機種、 GPS 情報など、カメラによって作成された情報が表示されます。
特定の EXIF フィールドは、既定で非表示に設定されるようになりました。EXIF アーティスト、著作権、画像の説明、オリジナルの日付 フィールドは、IPTC フィールドが変更されると、自動的に修正されます (下の表を参照してください)。この変更は、 Metadata Working Group (MWG) の推奨に従った形で導入されました。これらのフィールドを EXIF セクションで表示させたい場合には、 [ツール] メニューから [ACDSee オプション] を選択し、 [プロパティ ペイン] をクリックして、 [メタデータペインのカスタマイズ] ボタンをクリックします。
一致している IPTC と EXIF のフィールド
IPTC |
|
EXIF |
説明 |
次と一致 |
画像の説明 |
クリエイター |
次と一致 |
アーティスト |
著作権情報 |
次と一致 |
著作権 |
作成日 |
次と一致 |
オリジナルの日付 |
ACDSee がファイルからメタデータを解説する際、フィールドの内容はマップなしで表示されます。
カテゴリ タブは、カテゴリ ツリーとキーワード ツリーを表示します。カテゴリツリーを右クリックしてコンテキストメニューを表示し、カテゴリやサブカテゴリの追加、削除ができます。カテゴリセットを作成するとファイルを素早くカテゴリ分けすることができます。キーワード ツリーを右クリックしても同様のオプションを使用できます。キーワード ツリーを使用して階層を作成し、ファイルをより簡単に整理することができます。
[ファイル] タブでは、選択されたファイルの情報および画像の属性が表示されます。読み取り専用/隠しファイル(フォルダ)の設定および変更や、ファイルの EXIF 情報の概要を確認することができます。
ファイルにメタデータ情報が埋め込まれていて、 ACDSee 以外のプログラムを使用して、それらのファイルをコピー、移動、または名前を変更する場合、ファイルとデータベース間のリンクが失われてしまいますが、ファイルに埋め込まれているデータを使用して、データベースを再構築することが可能です。
ACDSee は、 XMP を使用して ACDSee メタデータを各ファイルに埋め込みます。 XMP に対応しているのは一部のフォーマット、拡張子のみです。GIF、 JPEG、 DNG、 PNG、 PSD、 TIF は対応しています。これらのファイル フォーマットの場合、 ACDSee メタデータはファイル内部に埋め込まれますので、名前を変更したり、ファイルを ACDSee の外へ移動しても ACDSee メタデータは抽出可能です。現時点で XMP をサポートしていない RAW、 ABR の場合、 ACDSee メタデータは、サイドカー ファイルに書き込まれ、同じフォルダに保存されます。サイドカー ファイルは元のファイルとは別ファイルであるため、名前の変更やファイルの移動は一緒に行う必要があり、そうしないと ACDSee メタデータは失われます。