[画像の修整] ツールを使用して、次のような欠点や傷を補整することができます。
修復ツールには
[ヒール]:[ヒーリングブラシ]を選択すると、[修復ツール]が画像の一部からピクセルを別の領域にコピーしますが、実施前にコピー元のピクセルを分析します。そしてコピー先のピクセルも分析してから、その周りの領域とマッチするようにピクセルを自動的にブレンドします。これで、置き換えられるピクセルの光と色が、その周りの領域としっくりなじむことになります。[ヒーリングブラシ]は、肌や毛皮など、複雑な質感を含む写真に使用すると特に効果的です。
クローン:[クローンブラシ]を選択すると、[修復ツール]が写真の一部からピクセルを別の領域に正確にコピーし、完全に同一の画像領域を作成します。このツールは比較的シンプルな領域、色数の少ない領域のある画像修整に効果的です。これは完成した写真に、全く同じピクセルを再現するのが難しいためです。
ブレンド クローン:[ブレンド クローン]ツールを選択すると、[修復ツール]が写真の一部からピクセルを別の領域に正確にコピーしますが、実行前にコピー先のピクセルを分析し、コピーしたピクセルとブレンドします。
スマート消去:[スマート消去]については、以下の[スマート消去]についてのセクションを参照してください。
使用した設定は プリセットとして保存し、後で再利用することができます。
画像を補整するには:
フィルタのドロップダウンメニューやツールバーから [修整ツール] にアクセスすることもできます。
[リセット]をクリックすると、スライダがリセットされます。変更を保存した場合は、設定をリセットすることはできません。[編集]設定のみを破棄したい場合は、[ファイル]>[現像済みに戻す] を選択します。
マウスをスクロールして作業しながらブラシサイズを調整するか、スクロール中にシフト キーを押してフェザリングを調整します。
修整ツールオプション
ブラシの幅を設定します。 |
ブラシの幅を設定します。ブラシの幅の最大値は、画像のサイズに相対します。 |
フェザリング |
ブラシの端に適用するフェザーの量を設定します。フェザリングを行うと、元の画像領域と修整された領域の違いがスムーズになります。 フェザリングは特定のピクセル数ではなく、ペン先の割合として設定されます。つまり、ペン先の幅をリセットしても、新規のペン先の幅の割合にフェザリングが自動調整されることになります。 |
圧力 |
クローン ツールのソース ポイントを設定した後、スライダを調節して、適用されている効果の強度をコントロールします。 |
カーソルでプレビューを表示 |
このチェックボックスをオンにすると、カーソルで選択したソースポイントのプレビューが表示されます。 |
スライダーを右クリックすると既定値に戻します。
ブラシでなぞったり[スマート消去]機能を使用したりして、画像から不要なオブジェクトを削除できます。[スマート消去]は、画像を分析して、ブラシでなぞった領域の最適な塗りつぶし方を予測します。この動作は、ブラシ効果を適用していない場合の画像の見え方の予測に基づいて行われます。