ファイルのコピーと移動
[フォルダにコピー]および[フォルダに移動]コマンドを使用して、ハードディスク上にあるファイルやフォルダの位置を変更したり、既存のファイルの上書きを処理する方法を指定したりすることができます。また、最近使ったフォルダの一覧を使用すれば、フォルダの検索時間を短縮することができます。
ACDSee プロを使用してファイルの場所を変更する場合、デフォルト設定として、それらのファイルと関連付けられている ACDSeeメタデータが新しい場所に自動的にコピーされます。関連付けられているファイルをコピーしたくない場合は、RAW ファイル以外の関連付けられたファイルを含むチェックボックスをオフにします。
ACDSee プロを使用せずにファイルを移動あるいはコピーした場合、それらのファイルに追加されているデータベース情報とのリンクが壊れてしまいます。これはACDSee プロがファイルを追跡できないために発生します。その結果、カテゴリやその他の重要なデータベース情報が失われます。これは結合の変更とデータベースの再結合をクリックすることで、解決することができます。ファイルそのものにデータベース情報が埋め込まれている場合、[ツール]>[データベース]>[ファイルのカタログ化]の順にクリックして情報を取り込むことが可能です。
ACDseeは、XMPを使用して、各ファイルにACDSeeメタデータを埋め込みます。 XMPをサポートするファイルフォーマットやファイル拡張子は一部のみです。これらには、GIF、JPEG、DNG、PNG、PSD、およびTIFが含まれます。これらのファイルフォーマットの場合、ACDSeeメタデータはファイル内に埋め込まれており、ACDSeeからファイルをリネームまたは移動しても、ACDSeeメタデータを取得できます。現在XMPをサポートしていないフォーマット(RAWおよびABRを含む)の場合、ACDSeeメタデータは、そのファイルと同じフォルダにあるサイドカーファイルに書き込まれます。サイドカーファイルはファイル自体から分離されているため、一緒にリネームまたは移動するか、ACDSeeメタデータを永久に失う可能性があります。
ファイルをコピーまたは移動するには:
- 以下のいずれかの操作を行います。
- ファイル一覧ペインで、1 つ以上のファイルを選択し、[編集] > [フォルダにコピー] または [フォルダに移動] を選択します。
- 表示モードで画像またはメディア ファイルを表示しながら、[編集] > [フォルダにコピー] または [フォルダに 移動] を選択します。
- [ファイルのコピー] または [ファイルの移動] ダイアログ ボックスで、次のいずれかを実行します:
- [フォルダ] タブを選択し、保存先となるハードディスク上のフォルダを指定します。
- [履歴] タブを選択し、最近使ったフォルダの一覧からフォルダを選択します。
- [フォルダの作成] を選択してから、新規フォルダ名を入力します。
- [重複ファイルを上書きする]ドロップダウンリストから次のいずれかのオプションを選択して、ACDSee プロのファイルの 上書き方法を指定します:
- 確認する:ファイルを上書きする際、確認のメッセージを表示します。
- 名前を変更する: ファイル名の変更を促すメッセージを表示します。
- 置き換え: 同じファイル名と拡張子のファイルで上書きします。
- スキップ:ファイル名や拡張子が同じファイルがある場合、操作をキャンセルします。
- [OK]をクリックします。