表示モードで顔検出と顔認識を使用する
顔検出を使用して、表示モードで閲覧している画像内の人物を検出できます。表示モードで他のプログラムから顔データをインポートすることもできます。
現在表示中のフォルダの管理モードで顔検出のスキャンがすべて実行されるようにした場合、このプロセスは迅速に実行されます。
顔検出ペインまたは顔ツールを使用して、表示モードで検出された顔に名前を割り当てることができます。顔に名前を付けると、ACDSeeが他の画像で人物を認識するのに役立ちます。これは 顔 認識といいます。同じ人物に対する名前の登録が多いほど認識率が高まり、以降の認識が速くなります。ACDSeeが誤って顔に割り当てた名前を修正することにより、結果を改善することもできます。修正が早く行われるほど、誤認識が再発する可能性は低くなります。1回以上同じ名前を割り当てると、ACDSeeは次回その名前を提案する場合があります。以下の提案セクションを参照してください。
自動ネーミング機能は、自動ネーミングオプションが有効になっている場合のみ使用できます。
名前を割り当てることにより、画像に含まれる人物の名前を使用して画像を検索できるようになります。検索を行うには、管理モードの検索機能と、カタログペインの人物グループを使用します。人物モードを使って、顔に割り当てられた名前を管理することもできます。
顔検出は規定で有効になっています。顔検出は、サポートされている画像ファイルタイプでのみ使用できます。
アーカイブ、携帯、フォトディスクなど、サポートされていない場所にあるファイル、またはデータベースから除外されているファイルに対して顔検出を実行することはできません。
[ツール]から[オプション]、[顔検出]をクリックし、[顔検出を有効にする]チェックボックスをオン/オフにします。
表示モードで画像を閲覧する際に、画像を開くと顔検出が各画像の顔をスキャンします。
[ペイン]、[顔検出]を選択します。
検出された顔が顔検出 ペインに表示されます。
下部のツールバーで、[顔の輪郭を表示]ボタンをクリックするか、Shift + Bを押します。
検出された顔に名前を付けるには:
- 下部のツールバーで、顔ツールボタンをクリックするか、Shift + Fを押します。
- 顔の輪郭の下にあるフィールドに、検出された顔の名前を入力します。
- Enterキーを押します。
タブを使用して、画像や顔検出ペインの名前フィールド間でカーソルを移動することができます。
顔の輪郭を編集するには:
- 下部のツールバーで、顔ツールボタンをクリックするか、Shift + Fを押します。
- カーソルを使用して、輪郭を移動、拡大、または縮小します。
未検出の顔の輪郭を描いて、名前を付けるには:
- 下部のツールバーで、顔ツールボタンをクリックするか、Shift + Fを押します。
- クリック&ドラッグして、画像に顔の輪郭を描きます。
- 顔の輪郭の下にあるフィールドに、顔の名前を入力します。
検出されていない顔の輪郭を描いて名前を付けても、ACDSeeによる人物の認識率は向上しません。
LightroomまたはPicasaから埋め込み顔データをインポートするには:
- 表示モードで、[ツール]、[顔検出]の順に選択します。LightroomまたはPicasaの顔データをインポートします。
- 顔データがインポートされ、顔データがデータベースに追加されます。
LightroomまたはPicasaの顔データをインポートすると、画像上の既存の顔データが上書きされます。
候補
1回以上同じ名前を割り当てると、ACDSeeは次回その名前を提案する場合があります。名前の候補は時間とともに改善され、類似性に基づいて割り当てを行うこともできるようになります。
自動ネーミング機能は、自動ネーミングオプションが有効になっている場合のみ使用できます。
メインビューアで候補を操作するには、顔ツールを選択する必要があります。
候補を否定または確定するには:
緑色のチェックマークをクリックして候補名を確定するか、赤色の否定マークをクリックして候補名を却下します。
望ましくない結果を回避して、誤った候補を無視することができます。候補を拒否しても、他の写真の候補には影響しません。名前フィールドで候補を編集してEnterキーを押すこともできます。