編集モードの描画ツールを使うと、画像に線や四角、円、矢印などを描くことができます。ペン先の幅やフェザリング、ブラシのブレンディングなど、用途に応じてさまざまな設定が可能です。
描画するには:
ツール |
説明 |
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ハンド |
ハンドツールを使うと、描画ツールや範囲選択ツールなど使用中のツールを終了することができます。スクロールするような画像の場合、ハンドツールを使って画像をパンすることもできます。 |
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移動 |
移動ツールでは、画像および選択範囲を動かすだけでなく、画像のサイズを変更したり、回転することもできます。また、各レイヤーに作成した円や直線などのオブジェクトを回転させたり、移動することもできます。移動 ツールを選択して、画像をクリックしてドラッグします。各レイヤーにあるオブジェクトを動かしたい場合は、レイヤーを選択してから画像上のオブジェクトをクリックして、移動したい箇所までドラッグします。移動を確定するには、コンテキストバーにある 確定 ボタンを押します。操作した移動を破棄して、画像を元の位置に戻すには、 破棄 ボタンをクリックします。 サイズを変更しても画像の縦横比をそのまま維持するには、コンテキストバーにある 縦横比を固定する のチェックボックスにチェックを入れてから画像の角からドラッグします。[縦横比を固定する] チェックボックスは、規定では有効になっています。 画像やオブジェクトを回転させるには、画像またはオブジェクトの中心にある回転ハンドルに、カーソルを丸い矢印の形になるまで合わせます。それからカーソルを、時計回りまたは反時計回りにドラッグします。回転中に SHIFT キーをホールドすることで、45°ずつ回転させることができるようになります。 レイヤーを画像エリアの外側に移動させてそのレイヤーを確定し、その後、[移動] ツールボタンをもう一度押すと、画像データを失うことなくそのレイヤーを画像エリアに戻すことができます。ファイルを .acdc ファイルとして保存して閉じ、後日もう一度そのファイルを開いて、移動させたレイヤーを復元することもできます。ただし補正の中には、移動させたレイヤーに適用していると画像データの消失を招くものもあります。このような補正は破壊的処理と呼ばれます。 以下は破壊的処理です。
非破壊的処理の記録と再生は、結果的に破壊的処理を招きます。 破壊的処理は移動したいレイヤーにあらかじめ適用しておくことをお勧めします。 以下は非破壊的処理で、移動させたレイヤーに適用していても画像データの消失を招きません。 ハードドライブの空き容量が足りない場合は、非破壊的処理でも破壊的になります。
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長方形 |
矩形を描画します。SHIFT キーを押しながら描くと正方形になります。図形を色で塗りつぶす場合は、[塗りつぶし] チェックボックスが選択されていることを確認します。 |
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楕円 |
楕円形を描画します。SHIFT キーを押しながら描くと円になります。図形を色で塗りつぶす場合は、[塗りつぶし] チェックボックスが選択されていることを確認します。 |
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直線 |
画像上に直線を描きます。SHIFT キーを押しながら描くと垂直線、または水平線になります。 |
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矢印 |
矢印を描画します。SHIFT キーを押しながら描くと垂直または水平の矢印になります。 |
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多角形 |
多角形の角をクリックして作成し、始点と終点をダブルクリックで結合します。描いた多角形を色で塗りつぶしたいときは、塗りつぶしのチェックボックスにチェックが入っていることを確認してください。 |
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カーブ |
画像上でドラッグした後マウスボタンを離します。続いてマウスを動かしてカーブの度合いを調整し、クリックで確定します。 |
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ブラシ |
画像の上でドラッグして自由に流れるラインを描きます。マウスで左クリックすると前景色で、右クリックすると背景色で描きます。 マウスホイール を使用してペン先の幅を調整するか、パネル上部の不透明度スライダの近くにある [ペン先の幅] スライダを使用します。 SHIFT + マウスホイール を使用してフェザリングの量を調整するか、またはパネル上部の不透明度スライダの近くにある [フェザリング] スライダを使用します。 [ファイル] メニュー下部にある [元に戻す] ボタンを使えばブラシストロークを個別に元に戻すことができ、[やり直す] ボタンを使えばブラシストロークを個別にやり直すことができます。 |
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塗りつぶし |
塗りつぶし ボタンを選択して画像上をクリックすると、クリックしたピクセルと同じカラー値のピクセルはすべて選択した色で色付けされます。選択した色はカラーボックスに次のように定義されます。しきい値 スライダを調整して、選択範囲に含むピクセル数を指定します。しきい値 スライダは、クリックされたピクセルに似たカラーピクセルをどれだけ選択範囲に含むかを指定するためのものです。画像上に位置するコンテキストバーの 接続 チェックボックスを有効にすると、同じ色のピクセルをすべて塗りつぶすことができます。 |
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グラナイト |
[グラデーション] ツールを使用して画像にグラデーションを描くか、放射オプションを使用してエリア周辺にグラデーションを描きます。[グラデーション] ツールを選択したら、[コンテキスト] バーを使用して色、不透明度、ブレンドモードを設定します。放射状グラデーションの場合は、[コンテキスト] バーの [放射状グラデーション] ボタンを選択します。次に、画像でドラッグしてグラデーションを描きます。グラデーションを破棄するには、[コンテキスト] バーの [破棄] ボタンを押します。必要に応じてグラデーションを再調整したら、[コンテキスト] バーの [確定] ボタンを押します。確定を元に戻すには、[Ctrl + Z] |
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消しゴム |
消しゴムツールを使ってピクセルを消去することができます。レイヤーのピクセルを消去して下にあるレイヤーを表示するには、レイヤーエディタで、2番目またはそれ以上のレイヤーを選択して、画像上の消去したいピクセル上にカーソルをドラッグします。このツールはピクセルのアルファチャンネル値を変更します。 |
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スポイト |
[スポイト] ツールを使用して画像から色を選択します。画像内の色をクリックすると、パネルの右上にあるカラーボックスに表示されます。[ブラシ] ツールなどの描画ツールを使用して、この色を適用することができます。 画像上で右クリックして背景色 (カラーボックスの下部) を選択することができます。 画像を左クリックしてアプリケーションの外にある色までカーソルをドラッグすれば、アプリケーションの外から色を選択できます。マウスボタンを放すとその色が選択され、パネル右上のカラーボックスに表示されます。 |
: 選択したツールにより利用可能なオプションは異なります):
オプション |
説明 |
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カラー |
パネル右上のカラーボックスをクリックして色を選択し、前景または背景の色の設定ダイアログを開くと、ダイアログが表示され、スウォッチから色を選択できます。長方形などのしっかりとしたシェイプを描いている場合、シェイプの輪郭に使われる色は、一番上 (前景) のカラーボックスによって決まります。シェイプの中心を塗る色は、一番下 (背景) のカラーボックスによって決まります。形に単色を適用したい場合は、どちらのボックスも同じ色に定義します。 カラーボックスのすぐ横のリセットボタンを押すと白黒にリセットすることができます。 レイヤーエディタの上部にあるカラーペインを使うと、カラーパレットに直接アクセスすることもできます。
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ペン先の幅 |
ペン先の幅 スライダーをドラッグして幅を変更するか、数値 (単位:ピクセル) を変更してサイズを設定します。ペン先の幅は、マウスホイールを使ったり、画像を右クリックしてペン先の幅スライダを表示させて調整することができます。 |
フェザリング |
ペン先の幅 ボタンをクリックして、フェザリングスライダを表示します。フェザリング スライダをドラッグしてぼかしの半径を変更します。画像を右クリックするとペン先の幅およびフェザリングスライダが表示されます。または、マウスホイールを使っている間 SHIFT キーをホールドして、ドットの円で表されたフェザリングの半径を調整します。 |
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スペース |
スペーシング スライダをドラッグしてブラシセグメントの間隔を設定します。このスライダを使って、ペン先の幅のサイズのパーセントを指定し、ストロークをどの程度滑らかにするのか、または途切れ途切れにするのかを決定します。 自動スペーシング:自動スペーシングを使用 チェックボックスを選択すると、滑らかなストロークが描かれるように、ACDSee によりペン先幅とフェザリングの設定に基づいてスペーシングのパーセントが選択されます。 |
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塗りつぶし |
塗りつぶし チェックボックスを選択して、描いた形を選択した色で塗りつぶします。 |
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不透明度 |
不透明度 スライダをドラッグして、ブラシストロークの透明度を指定します。 |
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ブレンド |
ブレンド ドロップダウンメニューからオプションを選択してブラシストロークと画像のブレンドを設定します。 |
スライダーを右クリックすると既定値に戻します。