デバイスから写真をインポートする

[インポート元] ダイアログボックスには、カメラ、カード リーダー、フラッシュ ドライブ、その他の大容量記憶装置からのインポートに関するオプションが多数用意されています。数回のクリックでファイルを手軽にインポートすることができます。あるいは、いくつかのオプションから選択してワークフローを効率化したり、インポートごとに複数のタスクを実行したりすることもできます。

[インポート] ダイアログボックスでは、日付またはファイルの種類別に、デバイス上に存在するファイルのサムネイルが表示されます。サムネイルのサイズを変更して、希望するファイルとデバイスに残しておくファイルを区別し、選択したものだけを表示します。

ファイルのインポート先フォルダやサブ フォルダを選択したり、インポート中にファイルのバックアップを作成したり、名前を変更したり、カメラにオプションがある場合には自動回転させたりすることができます。[詳細設定] では、使用する日付を変更したり、RAWとJPEGファイルの両方のフォーマットを扱うカメラを使用している場合、これらのファイルの保存先を指定したりすることが可能です。

インポート中に、カテゴリ、IPTC、ACDSeeメタデータを追加してファイルを整理することもできます。

また、これらの設定をプリセットとして保存し、後で使用することができます。

カメラがリムーバブル ドライブとしてコンピューターに接続されている場合は、ファイル一覧やフォルダーペインから写真をコピーするだけの操作を実行することもできます。ACDSee 写真館 2022 究極 はリムーバブルデバイスを検出し、フォルダペインに表示するためです。使用するカメラがコンピューターにどう接続されるのかよくわからない場合は、[ACDSeeを使用してファイルをインポートする]の[リムーバブルデバイスについて]を参照してください。

一部のキヤノン製カメラなど、ご利用になっているカメラの機種によっては、Windows Image Acuisition (WIA)ドライバを使ってコンピュータとコミュニケーションするものがあります。ご利用のデバイスがこれらのプロトコルを使用している場合、[ファイル]>[インポート]メニューを選択し、[デバイスから]をクリックしてインポートしてください。ACDSee 写真館 2022 究極はこれらのプロトコルを自動検出します。

[インポート元] ダイアログボックスを使って写真をダウンロードするには以下の手順を実行します:

  1. カメラまたはデバイスをコンピュータに接続します。カメラの電源が入っているか、またケーブルがコンピュータと適切に接続されているかを確認します。
  2. 以下のいずれかの操作を行います。
    • Windowsの [自動再生] ダイアログボックスが表示されたら、[ACDSeeを使って画像をインポート]を選択します。
    • コンピュータに複数のデバイスが接続されている場合は、インポート元のデバイスを一覧から選択し、[OK]をクリックします。
    • [管理]モードで、[ファイル]>[ インポート ]>[ デバイスから]をクリックします。
    • キーボードの Alt + G を押します。
  3. 以下で解説されているように、インポート ダイアログ ボックスのオプションを設定します。
  4. [インポート]をクリックします。
  5. インポートした写真を参照するには、[インポート完了] のダイアログボックスが表示された際に、[はい] をクリックします。

カメラからオーディオやビデオ ファイルをダウンロードする際、DirectX 9.0cおよびQuickTimeが必要です。

インポート元オプション

インポートする項目を選択

インポートする項目を選択

次のいずれかを選択してインポートする項目をコントロールします。

  • 新規ファイル:過去にインポートしていないファイルのみをインポートします。
  • すべてのファイル:すべてのファイルをインポートします。
  • カスタム:選択したファイルをインポートします。ファイルのチェックボックスをオン/オフにすることでインポートするファイルをコントロールします。

表示方法

日付

作成されたすべての日付け別に、ファイルがグループ分けされて表示されます。日付の横にあるチェックボックスをオンにすると、その日の選択を解除することができます。日付すべての選択を解除するには、[すべての日付 ] チェックボックスをオフにします。

ファイルの種類

ファイルの種類別に、ファイルがグループ分けされて表示されます。ファイルの種類の横にあるチェックボックスをオフにすると、そのファイルの種類の選択を解除することができます。ファイルの種類すべての選択を解除するには、[すべてのファイルの種類 ] チェックボックスをオフします。

すべて表示

デバイス上に含まれる、すべてのファイルのサムネイルが表示されます。

選択されたものを表示

インポート用に選択されたファイルのサムネイルのみが表示されます。

インポート プリセットを選択

[インポート設定] ドロップダウン メニュー

最近使用されたインポート設定の名前が表示されます。次から 1 つ選択します。

  • 現在の設定:現在の設定をインポートに使用します。
  • 最近使用した設定:前回のインポート時に適用した設定を使用します。
  • なし:現在のインポート設定をすべてクリアします。

インポート設定の保存

現在選択されているインポート設定に名前を付けて保存しますので、後で同じ設定を使うことができます。インポート設定を保存(編集)する には、[保存] アイコンをクリックして新規の名称を入力(または既存の設定を再保存)します。

インポート設定の新規名が、ドロップダウン メニューに表示されるようになります。

インポート設定の削除

[インポート設定] ドロップダウン メニューで現在選択されているインポート設定を削除します。

場所

[保存先を選択] ドロップダウン メニュー

最近使用された保存先の名前が表示されます。次から 1 つ選択します。

  1. 前回の保存先:前回のインポート時と同じ保存先を使用します。
  2. なし:現在の保存先設定をすべてクリアします。

[サブフォルダに格納する] ドロップダウン メニュー

次の定義済みサブフォルダ オプションを表示します。

  • 名前による単一フォルダ:[名前]フィールドに入力した名前を付けたサブフォルダを作成します。[名前]フィールドはこのオプションを選択すると有効になります。新規に入力された名前のフォルダ内に、すべてのファイルが格納されます。
  • 今日の日付による単一フォルダ:今日の日付をフォルダ名にしたフォルダを作成し、ファイルすべてをそのフォルダ内に格納します。
  • 今日の日付でネストされたフォルダ:上下にネストされた一連のフォルダを、今日の日付および[形式]フィールドで選択した形式に基づいて作成します。例で示されているようにフォルダが作成され、すべてのファイルは一番下のフォルダに格納されます。
  • ファイルの日付でネストされたフォルダ:ファイルの日付および[形式]フィールドで選択した形式に基づいて、一連のネストフォルダを複数作成します。[形式]フィールドはこのオプションを選択すると有効になります。例で示されているようにフォルダが作成され、ファイルは各日付の付いた一番下のフォルダに格納されます。
  • ファイルの日付でフォルダを分ける:[形式] ドロップダウンオプションで選択した形式に沿った個々のファイルの日付に合わせて、個別のフォルダを作成し ます。
  • サブフォルダ名を保持する:インポート時に [ディスクから] オプションを使用する場合、既存のフォルダ名を保持します。例えば、フラッシュ ドライブやCDに複雑に構成されたサブ フォルダが含まれている場合、フォルダ ツリーを変更せずにそのままインポートされます。

フォーマット

入れ子になったフォルダ オプション用のフォーマットが表示されます (上記を参照ください)。

現在選択されている設定でフォルダを作成した場合の、入れ子フォルダの例が表示されます (上記を参照ください)。

[バックアップ先] ドロップダウン メニュー

[格納先] で選択したサブフォルダと全く同じ複製フォルダを使用して、バックアップ ファイルのセットを作成します。

次のいずれかの操作を行います。

  • [参照] をクリックしてから、バックアップ先として使用する既存フォルダを指定します。
  • [参照] に続き [フォルダの新規作成] をクリックして、バックアップ先となる新規フォルダを作成します。

既存のACDSeeメタデータはバックアップ コピーに含まれますが、インポート時に追加されたカタログ設定(IPTCまたはACDSeeメタデータ)は一切含まれません。

ファイル

[ファイル名を変更する] ドロップダウン メニュー

定義済みの名前の変更テンプレートを使用して、インポート時に名前が変更されます。

  • 日付/時刻 - ファイル名:ファイルを作成した日付と時刻に元のファイル名をつなげて、各ファイルの名前を作成します。
  • 日付/時間:ファイルを作成した日付と時刻を使用して、各ファイルの名前を作成します。
  • カメラ - 連番:カメラの名前と1から始まる連番を併せて、各ファイルの名前を作成します。
  • 日付/時間 - 連番:ファイルを作成した日付と時刻に1から始まる連番を併せて、各ファイル名を作成します。
  • カメラ - ファイル名:カメラの名前と元のファイル名を併せて、各ファイルの名前を作成します。

カスタムの名前の変更テンプレートを作成し保存した場合も、このリストに表示されます。

編集

[名前の変更テンプレート] ダイアログボックスが開き、名前の変更用テンプレートを自由に作成して保存する ことができます。

[メタデータを適用] ドロップダウン メニュー

保存されたメタデータのプリセット名を選択するか、管理のプリセットを選択して [メタデータプリセットの管理] ダイアログを開きます。

カスタマイズ

プロパティ ペイン メタデータ タブ:ACDSeeとIPTCメタデータをフィールドに入力して、インポートするファイルに追加します。

プロパティ ペイン カテゴリ タブ:インポートしたファイルを、このタブで選択したカテゴリに振り分けます。カテゴリは複数選択することができます。

画像を自動回転する

ご利用になっているカメラが、このオプションに必要な情報を作成する機種の場合、インポート時に画像が自動回転されます。

インポート後にソースから項目を削除する

インポート後に、インポートした項目を元の場所から削除します。

アドバンス

ACDSeeデータベースの日付

ファイルの日付やRAWとJPEGファイルの格納先などを指定することができる [アドバンス インポート オプション] ダイアログ ボックスが開かれます。

ACDSee 写真館 2022 究極 データベースを設定するには次のうちの1つをファイルの日付として使用する必要があります:

  • EXIFの日付:カメラが画像に埋め込んだEXIFの日付を使用します。
  • ファイルの更新日時:ファイルが前回更新された日付を使用します。
  • 特定の日付:カレンダーのドロップ ダウン矢印をクリックして、指定した日付を使用します。

RAW+JPEG

RAWとJPEGファイルの格納先を、次から1つ選択します。

  • 両方のファイルを指定先フォルダに格納する:[インポート元] ダイアログ ボックスの [保存先] で選択したフォルダに、RAWとJPEGファイルを格納します。
  • JPEGファイルをサブフォルダに格納する:[インポート元] ダイアログ ボックスの [保存先] で選択したフォルダに、RAWファイルを格納します。続いて、このオプションを選択すると有効になるサブフォルダ名 フィールドに入力した、新規サブフォルダ名を作成します。すべてのJPEGファイルは、この新規サブ フォルダ内に格納されます。
  • JPEGファイルをサブフォルダに格納する:[インポート元] ダイアログ ボックスの [保存先] で選択したフォルダに、RAWファイルを格納します。続いて、このオプションを選択すると有効になるサブフォルダ名 フィールドに入力した、新規サブフォルダ名を作成します。すべてのJPEGファイルは、この新規サブ フォルダ内に格納されます。

IPTCフィールドに設定した値は、対応するEXIFフィールドに反映されます。

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