一括エクスポートを行う

一括エクスポートツールを使用すると、複数のファイルをさまざまな出力形式で素早く簡単に保存することができます。

複数のファイルを以下のようにさまざまな指定を行ってエクスポートできます:

  • フォルダ
  • ファイル名
  • フォーマット
  • 出力サイズ

複数の画像をエクスポートするには:

  1. [管理] モードで、エクスポートしたい画像を選択します。
  2. 以下のいずれかの操作を行います:

    • [ファイル] から [エクスポート] をクリックします(表示モード、現像モードおよび編集モードでも可能です)。
    • 右クリックしてコンテキストメニューの [一括] から [エクスポート] を選択します (表示モードでも可能です)。
    • [一括]、[エクスポート]をクリックします。
    • キーボードのショットカットキー、Ctrl + Alt + E を押します。
  3. [エクスポート] ダイアログ ボックスでの選択の仕方は、以下の表をご確認ください。

    エクスポート オプション

    保存先

    ソース フォルダ内

    ソース画像が現在保存されているのと同じフォルダに保存する場合にこのオプションを選択します。

    [新規のサブフォルダを作成する] チェックボックスをオンにすると、ソースフォルダ内にサブフォルダを作成してそこにファイルを保存します。

    フォルダを指定

    このオプションを選択すると、保存先フォルダの場所を指定することができます。

    ファイル名

    テンプレートを使って名前を変更する

    テンプレートを使用して出力するファイル名を指定します。テンプレートを使用しない場合、ファイル名は変更されません。同名のファイルが存在する場合は、アンダースコアと番号がファイル名の末尾に追加されます。

    テンプレート

    [テンプレートを使って名前を変更する] チェックボックスをオンにすると、ファイル名変更のテンプレートを作成することができます。連続する数字またはアルファベットを指定した新しいファイル名、オリジナルのファイル名、画像のメタデータをベースにしたファイル名などを使用することが可能です。

    テンプレートフィールド

    ファイル名の変更に使用するテンプレートを表示します。

    元のファイル名を使用したい場合は、テンプレートにアスタリスク (*) を1つ挿入します。数字またはアルファベットを挿入するには、シャープ (#) を使用します (複数可)。

    ドロップダウンリストの矢印をクリックすると、最近使用したテンプレートを選択できます。

    挿入|メタデータ フィールド

    名前テンプレートにファイル固有の情報を挿入します。

    カーソルを テンプレート フィールドに移動して 挿入をクリックします。挿入ドロップ ダウンメニューから メタデータ フィールド を選択してプロパティ ダイアログ ボックスを開きます。挿入したいメタデータを選択して[OK]をクリックします。

    挿入 | 連番

     

    テンプレートに挿入されたシャープ (#) は、連続する数字またはアルファベットに置き換えられます。数字またはアルファベットのいずれかは後述のオプションで選択します。

    挿入|オリジナルのファイル名

    テンプレートに挿入されたアスタリスク (*) は、オリジナルのファイル名に置き換えられます。

    挿入 | 連番 オプション

    最初の文字または番号を指定します。

    開始番号

    入力した数字または文字から始めます

    フォーマット

    ファイルフォーマット

    エクスポートする画像のファイルフォーマットを選択します。

    フォーマットの設定

    [設定] ボタンをクリックして、選択したフォーマットのオプションを指定します。

    ピクセル フォーマット

    選択したフォーマットの色深度を指定します。

    色空間情報

    [色空間情報] チェックボックスをオンにして、ドロップダウンリストから色空間オプションを選択します。

    出力サイズ

    画像のサイズを変更する

    このオプションを選択して画像サイズの変更方法を指定します。

    再サンプリング方式

    このオプションを使用して、画像のサイズ変更方式 (再サンプリング方式) を指定します。

    • Bell: 画像を滑らかにします。
    • Bicubic: 写真のようにリアルな画像や、不規則だったり複雑だったりする画像に適しています。補間法を使って、画像サイズの拡大時に通常生じるでこぼこを最小限に抑えます。
    • Box:画像サイズ変更の際、タイリングやジャギー(ギザギザとした輪郭)が出ます。
    • B-spline:画像を滑らかにしますが、ぼかしが強くなりすぎる場合もあります。
    • ClearIQZ:Bicubic や Lanczos よりも処理時間がかかりますが、特に人物の写真の拡大においてベストな仕上がりになります。
    • Lanczos: 最もシャープな画像に仕上がりますが、波打つ乱れが生じることがあります。
    • Mitchell: 写真のようなリアルな画像を拡大する際、色の変化が滑らかになります。このフィルタは、ランクゾス フィルタの波打つ効果と他のフィルタのぼかし効果の間を取っています。
    • Triangle: 画像の拡大と縮小に適していますが、鋭い転移線が出ます。

    寸法

    このオプションを選択すると、縦横の方向に関係なく指定したサイズに合わせて画像をエクスポートします。サイズは、ピクセル、インチ またはcmで指定します。

    幅と高さ

    二つのボックスに入力した値の範囲に収まる よう、エクスポートする画像のサイズを調整するには、このオプションを選択します。

    長辺

    このオプションを選択すると画像の長辺を指定した長さに合わせて画像をエクスポートします。サイズは、ピクセル、インチ またはcmで指定します。

    短辺

    このオプションを選択すると画像の短辺を指定した長さに合わせて画像をエクスポートします。サイズは、ピクセル、インチ またはcmで指定します。

    パーセンテージ

    オリジナル画像の割合でサイズを変更するには、このオプションを選択します。[幅]と[高さ]フィールドに割合の寸法を入力します。

    解像度

    インチまたはcm当たりのピクセル数を指定します。

    拡大のみ

    指定した高さと幅より小さい画像のみをサイズ変更します。

    縮小のみ

    指定した高さと幅より大きい画像のみをサイズ変更します。

    拡大または縮小

    すべての画像を指定した幅と高さにサイズ変更します。

    オリジナルの縦横比を保持

    オリジナル画像の縦横比を保持したい場合に選択します。注意:画像のサイズを長辺または短辺のオプションで変更した場合、元の画像の縦横比が保持されます。

    メタデータ

    メタデータ

    ドロップダウンメニューから [現像プリセット] を選択してエクスポートした画像に適用します。

    処理

     

    現像プリセット

    ドロップダウンメニューから [現像プリセット] を選択してエクスポートした画像に適用します。

    ACDSee アクション

    ドロップダウンメニューから [記録] を選択してエクスポートした画像に適用します。

    上で説明したように、ACDSee アクションの [出力オプション] ダイアログで指定したファイル出力タイプよりも、[エクスポート] ダイアログの [フォーマット] セクションで選択した出力ファイルタイプが優先されます。

    画像のエクスポート中、記録の開始時点で複数のレイヤーを持つ画像が含まれている場合、その記録は適用できません。

  4. オプション: 新規エクスポート プリセットのボタンをクリックし、プリセットの名前を入力すると、設定をプリセットとして保存することができます。1つ以上のプリセットをリストから選択して適用することができます。

  5. [エクスポート]をクリックします。
  6. プリセットを編集は、リストでプリセットをクリックして編集し、現在のエクスポート プリセットの[保存]ボタンをクリックします。

関連トピック:

  1. 現像モードでプリセットを使用する
  2. 現像の一括処理を行う