レンズの歪みを補正する

[レンズの歪み補正] ツールを使用して、デジタル撮影で発生しがちなバーレル、魚眼、ピンクッションの歪みを補正することができます。バーレルでは、画像の中心から外に向かって膨張が発生します。ピンクッションでは、画像の中心に向かって縮小が発生します。魚眼では、画像が球体を包んでいるかのように、中心から外に向かって膨張して見えます。

バーレル、魚眼、ピンクッションの歪みは、ワイドアングルやズームレンズを用いて撮影した画像でよく見られます。

使用した設定は プリセット として保存し、後で再利用することができます。

レンズの歪みを補正するには:

  1. [編集] モードで、 [ジオメトリ] グループから[レンズの歪み補正] をクリックします。
  2. [歪みの種類]セクションから、バーレルピンクッション、または魚眼 のいずれかを選択します。
  3. 下の表を参考にして、オプションを設定します。
  4. 以下のいずれかの操作を行います:

リセット をクリックして変更をクリアにし、既定の設定に戻します。変更を保存した場合は、設定をリセットすることはできません。編集設定のみを破棄したい場合は、 ファイル | 現像済みに戻すを選択します。

レンズの歪み補正 オプション

左右の位置

スライダを左右にドラッグして、水平軸で画像の中心となる位置を指定します。

上下の位置

スライダを左右にドラッグして、垂直軸で画像の中心となる位置を指定します。

補正の強度

画像が真っ直ぐに見えるまで、スライダを右にドラッグして調整します。

ズーム

スライダを左右にドラッグして、画像の倍率を調整します。

背景色

歪み補正を行うと、画像の角が膨張あるいは縮小してしまうことがあります。[背景色] オプションを使用して、修正後の画像にできた隙間を埋めます:

  • 画像:未補正の画像を背景に置いて、修正後の画像にできた隙間を埋めたい場合にこのオプションを選択します。隙間が比較的小さい場合に便利です。

グリッドの表示

歪み補正時に、グリッドを表示して補正したい場合にこのオプションを選択します。画像のオブジェクトが真っ直ぐかどうかを調べる場合に便利です。

スライダーを右クリックすると既定値に戻します。

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