美肌効果ツールとクローンツールの使用
修復ツールを使用して、次のような欠点や傷を修復することができます:
- 皮膚に見られる傷やにきび跡
- 電話線などの不必要なオブジェクト
- 雪の結晶や窓を反射したフラッシュ
- レンズ上のキズや水滴
- センサーについたほこりによる影
修復ツールには美肌効果ブラシとクローンブラシという2つのオプションがあります。
美肌効果ブラシは画像の一部を別の領域にコピーしますが、コピーする前にソース元のピクセルを分析します。そしてコピー先のピクセルも分析した後その周りの領域とマッチするようにピクセルを自動的にブレンドします。これで、置き換えられるピクセルの光と色が、周囲としっくりなじむことになります。美肌効果ブラシは肌や毛皮などの細やかな質感の画像修整に効果的です。
クローンブラシは、ピクセルを写真の一部の領域から他の領域に正確にコピーするツールで、同一の画像領域を作成します。修正後の画像内のコピーされたピクセルを識別するのが難しいような、単純な質感や均一な色の修正に、クローンブラシは効果的です。
使用した設定は プリセットとして保存し、後で再利用することができます。
最高の結果を得るためには、ヒーリングブラシを使用する前に画像に幾何学的な操作を行ってください。
画像を修整するには:
- 現像モードの修復グループにある修復タブで、次の操作を行ってください:
- 美肌効果: コピー元の領域からコピー先の領域へピクセルをコピーし、コピー先の周囲のピクセルとなじませます。
- クローン: コピー元の領域からコピー先の領域にピクセルをコピーします。
- 美肌効果: コピー元の領域からコピー先の領域へピクセルをコピーし、コピー先の周囲のピクセルとなじませます。
- 以下の表の説明に従い、ペン先の幅とフェザリングスライダをドラッグします。
- 画像を右クリックまたは、コントロールクリックして、ソースの場所を設定します。この領域のピクセルが、コピー先に使用されます。
- コピーしたい領域をクリック&ドラッグします。美肌効果ブラシを選択した場合には、ACDSee 写真館 8 Mac用マウスボタンを離した際にピクセルの分析と置き換えが行われます。ブレンドクローンツールを選択した場合、ACDSee 写真館 8 Mac用マウスボタンを離した際に、ピクセルの分析と置き換えとブレンドが行われます。
- 以下のいずれかの操作を行ってください:
- 別名で保存をクリックして、変更を新しいファイルとして保存します。
- 変更を適用してツールを閉じるには、完了をクリックし ます。
- 変更を適用せずにツールを閉じるには、キャンセルをクリックします。
マウスをスクロールして作業しながらブラシサイズを調整するか、スクロール中にシフトキーを押してフェザリングを調整します。
ブラシツールを使用中、コマンドキーを押したままにし、パン機能を有効にします。
最も正確にプレビューを表示するには、ヒーリングまたはクローニング中に画像を100%までズームします。
赤目軽減や選択的な調整であるディベロップブラシやグラデーションなどの調整は、ヒーリングやクローンができない場合の唯一の調整方法です。
修復ツールオプション
ペン先の幅 |
ブラシの幅を設定します。ブラシの幅の最大値は、画像のサイズにより決まります。 |
フェザリング |
ブラシのエッジに適用するフェザーの量を設定します。フェザリングを増やすと、元の画像領域と修整された領域の違いが目立たなくなります。 フェザリングは特定のピクセル数ではなく、ペン先の幅に対する割合として設定されます。つまり、ペン先の幅を変更した場合、新規のペン先の幅に合わせたフェザリングの量に自動調整されることになりますので、個別に調整する必要はありません。 |
現像の設定をすぐに画像に適応するには、現像 | 最後に使用された操作を適用をクリックします。他にも、保存してある現像設定を現像を選択してプリセットをクリックして適用することもできます。