色収差の補正

色収差とはレンズによって生じるもので、ハイコントラストの領域でフリンジが発生します。カメラのレンズは光の波長によって焦点距離が変わるので、写真ではハイコントラスト領域の境界でカラーフリンジやカラーラインが発生します。またパープル フリンジは、レンズの前に明るいスポットがある場合に発生します。

このズーム画像は、青/黄色のフリンジ発生の例です。

現像モードの[フリンジ除去]ツールと[色収差の補正]ツールを使用して、カラー フリンジを抑えることができます。特に建築物のディテールを撮影した写真に便利です。最高の仕上がりを得るには、まず[色収差の補正]スライダを調整してから、[フリンジ除去]スライダを調整するのがおすすめです。

設定した内容はプリセットとして保存し、後で再利用することができます。

画像のフリンジを除去するには:

  1. 現像モードでディテール タブを選択します。
  2. [色収差の補正] グループで、以下を参照してスライダを調整します。

スライダーを右クリックすると既定値に戻します。

色収差の補正オプション

赤/シアンの補正

赤とシアンのチャンネルを調整して、赤/シアンのフリンジを減らします。

青/黄色の補正

青と黄色のチャンネルを調整して、青/黄色のフリンジを減らします。

フリンジ除去オプション

フリンジ除去の強度

ハイコントラストのエッジから除去したいフリンジ色の量を調整します。値を0にすると、フリンジ除去がオフになります。

フリンジ除去の半径

フリンジ除去するエッジの周辺のピクセル数を調整します。

ハイコントラストのエッジから除去する色を調整します。

詳細ペイン上部にある [プレビューウィンドウ] で変更を確認します。画像上でオーバーレイの四角を移動してプレビュー ウィンドウが表示するエリアを変更します。

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