[プロパティ]ペインを使用する
プロパティ ペインは、ファイルと関連付けられているすべてのメタデータを表示します。また、ファイル サイズ、作成日時、読み取り専用、隠しファイルなど、ファイルのプロパティも表示します。プロパティ ペインでは、画像およびメディアファイルのメタデータを追加、変更、削除することができます。
[プロパティ]ペインは、デフォルトで[ファイルリスト]ペインの右側にある[管理]モードで開きます。プロパティペインは、
いずれかのモード内でプロパティ ペインを開くには:
[ペイン]から[プロパティ]をクリックします。
[メタデータ] パネルでは、メタデータ フィールドの幅を調整することができます。変更したいラベルとフィールドの間にマウスを置いて、双方向の矢印に変わるのを待ちます。クリック&ドラッグで幅を調整します。ダブルクリックで、グループ間の最も広い幅とペイン内の最も長いラベルの間を切り替えることができます。
[プロパティ]ペインの構成
プロパティ ペインは、メタデータタブ、整理タブ、ファイルタブという3つのタブに分かれています。
サムネイル上にマウスカーソルを移動すると表示されるオーバーレイ アイコンを使用して、画像にタグを追加したり、重要度やカラー ラベルを設定することができます。あるいは、[ツール]>[オプション]>[プロパティ ペイン] の順にクリックして、[タグ付き、評価、カラーの各ラベルを表示]を選択することで、[プロパティ] ペイン にこれらの設定を表示できます。
メタデータ タブ
[メタデータ] タブには、写真と一緒に保存されている重要度、カテゴリ、IPTC、EXIF、ACDSeeメタデータが表示されます。ACDSeeメタデータ フィールドには、写真に関する説明をはじめ、日付、作者、注記などを入力することができます。キーワード フィールドは表示のみで、入力は整理タブで行います。ラベル フィールドはここで入力したり、カタログ ペインのラベル セクションから選択できます。IPTC情報は、画像に自動的に埋め込まれている情報である一方、ACDSeeメタデータはファイルには埋め込まれておらず、データベース内に保存されています。ACDSeeメタデータは、[ツール] から [メタデータ]>[ACDSeeメタデータを埋め込む] をクリックすることで、すべてのファイル(あるいは選択されているファイルのみ)に埋め込むことができます。
[IPTC] データフィールドには、説明、作者、著作権情報など、画像に追加されたり保存されたりしている、基本的な情報が表示されます。ACDSeeは、IPTC Core 1.1で定義されているフィールドに対応しています。
[EXIF] データフィールドには、シャッター速度、カメラの機種、GPS情報など、カメラによって作成された情報が表示されます。
特定のEXIFフィールドは、既定で非表示に設定されるようになりました。EXIFアーティスト、著作権、画像の説明、オリジナルの日時フィールドは、IPTC フィールドが変更されると、自動的に修正されます (下の表を参照してください)。この変更は、Metadata Working Group (MWG) の推奨に従った形で導入されました。これらのフィールドをEXIFセクションで表示したい場合には、[ツール]から [オプション] を選択し、[プロパティ ペイン] をクリックして、[メタデータ表示の管理]ボタンをクリックします。
IPTCフィールドとEXIFフィールドの一致
IPTC |
|
EXIF |
説明 |
次に書き込む |
画像の説明 |
クリエイター |
次に書き込む |
アーティスト |
著作権情報 |
次に書き込む |
著作権 |
作成日 |
次に書き込む |
オリジナルの日時 |
ACDSeeがファイルからメタデータを解読する際、フィールドの内容はマップなしで表示されます。
[整理] タブ
整理タブは、カテゴリ ツリーとキーワード ツリーを表示します。カテゴリツリーを右クリックしてコンテキストメニューを表示し、カテゴリやサブカテゴリの追加、削除ができます。カテゴリセットを作成するとファイルを素早くカテゴリ分けすることができます。キーワード ツリーを右クリックしても同様のオプションを使用できます。キーワード ツリーを使用して階層を作成し、ファイルをより簡単に整理することができます。
[ファイル] タブ
[ファイル] タブでは、選択されたファイルの情報および画像の属性が表示されます。読み取り専用/隠しファイル(フォルダ)の設定および変更や、ファイルのEXIF情報の概要を確認することができます。
ACDSeeメタデータをファイルに埋め込む
ファイルにメタデータ情報があり、ACDSee以外のプログラムを使用して、当該ファイルをコピー、移動、または名前を変更すると、ファイルとデータベース間のリンクが失われますが、ファイルに埋め込まれているデータを使用してデータベースを再構築できます。
ACDsee 2022 は、XMP を使用して ACDSee メタデータを各ファイルに埋め込みます。XMP に対応しているのは一部のフォーマット、拡張子のみです。例えば、GIF、JPEG、DNG、PNG、PSD および TIF などです。これらのファイルフォーマットの場合、ACDSee メタデータはファイル内部に埋め込まれるため、ファイルの名前を変更したりACDSee 2022の外に移動したりしても ACDSee メタデータを読み出すことができます。現時点で XMP をサポートしていない RAW、ABR の場合、ACDSee メタデータは、サイドカー ファイルに書き込まれ、同じフォルダに保存されます。サイドカー ファイルは元のファイルとは別ファイルであるため、名前の変更やファイルの移動は一緒に行う必要があり、そうしないと ACDSeeメタデータは失われます。