ファイルにメタデータを追加し、プリセットを使用する

IPTCおよびACDSeeメタデータを使って、画像に情報を追加できます。IPTC情報は画像に自動的に埋め込まれる一方、ACDSeeメタデータは、ファイルに埋め込んだりデータベースに格納したりすることができます。情報は、まとめて複数のファイルに追加することも可能です。頻繁に使用するメタデータの値をプリセットとして保存すると、入力する手間を省くことができます。

メタデータの入力や編集は、画像を処理する前に行うようにお勧めします。[オリジナルに戻す] コマンドを使用すると、処理前にメタデータを入力していない限り、(RAW画像の場合を除き)その情報が失われてしまうためです。

CD-ROMのような読み取り専用メディア上のファイルには、IPTC情報、EXIF情報を設定することはできません。

[プロパティ]ペインを開いていない場合は、[ペイン] から[ プロパティ]を選択します。

1つ以上のファイルにメタデータを追加するには:

  1. 管理モードで、1 つ以上のファイルを[ファイル一覧]ペインで選択します。
  2. [プロパティ] ペインで[メタデータ]タブを選択します。
  3. メタデータフィールドに情報を入力します。
  4. [適用]をクリックするか、Enterキーを押して変更を適用します。

[管理] モードで [適用] をクリックするか Enterキーを押すと、フォーカスが[ファイル一覧]ペインに戻るので、キーボードを使って別のファイルをすぐに選択できます。

メタデータに連続した番号を入れるには、ファイルを選択し、任意のフィールドに開始番号<>を入力します。例)<5> を入力すると、連続する番号は5から始まります。

メタデータタブのキーボード ショートカット

ショートカット操作

操作

タブ

フィールドからフィールドへ、フォーカスを前に移動します。

Shift + Tab

フィールドからフィールドへ、フォーカスを後ろに移動します。

Ctrl + K

[プロパティ]ペイン内[整理] タブの [ACDSeeメタデータ キーワード] フィールドにカーソルを置きます。

Alt + K

[プロパティ]ペイン内[メタデータ] タブにある[ IPTCキーワード]フィールドにカーソルを置きます。

Enter

変更を適用します。

Esc

変更を破棄します。

プロパティ ペイン外をクリックすると、入力していたメタデータが失われてしまいます。[適用] をクリックまたは ENTER を押さないと、変更は適用されません。

キーボードのショートカットを使用して、複数画像の同一フィールドにメタデータを入力するには:

  1. 複数画像グループの最初の画像を選択して、メタデータフィールドに値や内容を入力します。
  2. Page Downキーを押して次の画像に移動します。カーソルはプロパティペイン内の同じフィールドに置かれたままになりますので、複数の画像に同じフィールドの内容を素早く入力することができます。
  3. フィールドに内容を入力したら、Page Downキーを再度押して次の写真に移動します。
  4. 完了するまで手順3を繰り返します。

このショートカットを使用する場合、[適用]ボタンをクリックする必要はありません。

Page Upキーを使用して、前の写真に戻ることができます。

メタデータのコピーと貼り付け

ファイルから GPS、IPTC、および ACDSeeメタデータをコピーして、別のファイルへ貼り付けることが簡単にできて便利です。

この操作ではキーワードとカテゴリ情報が結合されます。

メタデータをコピーするには:

  1. 管理モードでファイルを選択し、次のいずれかを実行します。
    • ツールメタデータコピー に移動します
    • 右クリックして [メタデータ]>[コピー]を選択します。
  2. [メタデータをコピー] ダイアログボックスで、コピーしたいメタデータにチェックを入れます。
  3. コピーを押します。

メタデータを貼り付けるには:

  1. 管理モードでファイルを選択し、次のいずれかを実行します。
    • ツールメタデータ貼り付け に移動します
    • 右クリックして [メタデータ]>[貼り付け]を選択します。

メタデータ プリセット

プロパティ ペインでメタデータプリセットを作成するには:

  1. [管理]モードで、[ファイル一覧]ペインからファイルを選択します。
  2. [プロパティ] ペインで[メタデータ]タブを選択します。
  3. [メタデータ プリセット]のドロップダウンリストをクリックし、[プリセットの管理]を選択します。
  4. [メタデータのプリセット管理] ダイアログボックスのフィールドに内容を入力します。

    (詳細は、以下に記載する「メタデータのプリセット管理ダイアログボックスにデータを入力する際の注意 」を参照してください。)

  5. [OK]をクリックします。
  6. [名前を付けて保存]をクリックします。
  7. プリセットの名前を入力し、[OK]をクリックします。そのプリセットが、[プリセット] ドロップダウンリストに表示されるようになります。

メタデータメニューを使ってメタデータプリセットを作成するには:

  1. [管理]モードで、[ツール]>[メタデータ]>[ メタデータプリセットの管理]へと進みます。
  2. [メタデータのプリセット管理] ダイアログボックスのフィールドに内容を入力します。

    詳細は、以下に記載する「メタデータのプリセット管理ダイアログボックスにデータを入力する際の注意 」 を参照してください。

  3. [OK]をクリックします。
  4. [名前を付けて保存]をクリックします。
  5. プリセットの名前を入力し、[OK]をクリックします。プロパティ ペイン内にあるメタデータタブのプリセットドロップダウンリストに、そのプリセットが表示されます。

ショートカットのプリセット (Ctrl + M) は以下の手順で設定します:

  1. [メタデータのプリセット]ドロップダウンリストから、[プリセットの管理] を選択します。
  2. [メタデータのプリセット管理] ダイアログボックスで、プリセットのドロップダウン リストの横にある矢印ボタンをクリックし ます。
  3. 保存されているメタデータのプリセット一覧から選択して、ショートカットプリセットを設定します。
  4. [OK]をクリックします。

既定のプリセットを設定したら、Ctrl + M キーを押すだけで、選択された画像すべてのメタデータ フィールドが自動的に入力されるようになります。既定のプリセットを設定していない場合は、ショートカットキー Ctrl + M を押すと [メタデータのプリセットの管理] ダイアログボックスが表示されます。

メタデータのプリセットを適用するには:

  1. ファイル一覧ペインから画像を1つ以上選択します。
  2. [プロパティ] ペインで[メタデータ]タブを選択します。
  3. [メタデータプリセット]ドロップダウンリストをクリックして、作成したプリセットから選択します。
  4. 適用をクリックします。

[プリセットの管理] ダイアログボックスでデータを挿入する際の注意点は以下の通りです:

  • アスタリスク(*)は、各ファイルに関する既存のフィールドデータを示しています。既存のデータを保持しながら情報を追加するには、アスタリスクの横に情報を追加します。またデータを削除して新しい情報を入力することも可能です。例えば、IPTC キャプションのテキストを置き換えるのではなく修正したい場合、フィールドにアスタリスクを挿入し、スペース、テキストを入力します。
  • [メタデータの挿入] コマンドを使用して、あるメタデータフィールドの値を別のフィールドに転送することができます。各フィールドの横にある [メタデータの挿入]矢印をクリックし、メタデータのプレースホルダを選択します。例として、<ACDSee Metadata:Keywords>プレースホルダーをIPTCキーワードフィールドに挿入すると、ACDSeeキーワードをIPTCキーワードに転送できます。

メタデータのプリセットをインポートおよびエクスポートする:

  1. [管理]モードで、[ツール]>[メタデータ]>[ メタデータプリセットの管理]へと進みます。
  2. [メタデータのプリセット管理] ダイアログボックスで、[プリセット] ドロップダウンメニューの右横にある矢印をクリックします。
  3. インポートまたは エクスポートを選択します。
  4. 参照からXMLファイルを見つけて選択したら、[開く] をクリックします。

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